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投稿者：MythAndTruthさん

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---------------------------------------------------------毎日二時間かけて通った母校は案外近かった。博物館になっていた鹿鳴館風の元校舎では無料で通してくれたのだが CD を買わされるはめになった。当然全て変わっていたが、温泉街の変わりようは棲さまじかった。小学校まで来て二ノ宮金次郎の像を見ると、あの貧しかった時代が甦った。45年前のこの歌の季節には、まだ集団就職の列車が出ていたのである。今は新幹線が走る。仙台は一時間もかからないところになっていた。会社の懇親会のひとつで両親に連れられて行った松島の風景はまだそこにあった。やたらと多いみやげもの屋では、日本語を母国語としない親子づれがうれしそうに、いかの姿焼きを買っていた。かっては四国は九州より遠かったのに、坂本竜馬が驚くほどの道のりになっていた。特に岡山から香川までが遠かったのである。高知城では中国からのツアーを見かける。そういえばどこの駅にも中国語とハングルが英語と並んである。郡山熱海町の家が潰されその上を高速が走っていたように、あの田舎の墓の側も第二東名の建設中だった。浜松駅から半日かけて訪問した面影はもうない。---------------------------------------------------------仰げば　尊し　我が師の恩教（おしえ）の庭にも　はや幾年（いくとせ）思えば　いと疾（と）し　この年月（としつき）今こそ　別れめ　いざさらば 互（たがい）に睦し　日ごろの恩別るる後（のち）にも　やよ　忘るな身を立て　名をあげ　やよ　励めよ今こそ　別れめ　いざさらば 朝夕　馴（なれ）にし　学びの窓蛍の灯火　積む白雪忘るる　間（ま）ぞなき　ゆく年月今こそ　別れめ　いざさらば